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ポストポリオ症候群の症状とは?治療法とリハビリは?

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あなたはポストポリオ症候群ってご存知でしょうか?

この記事では、あまり聞きなれないかもしれない、
ポストポリオ症候群について解説させて頂きますね。

ポストポリオ症候群の症状や、治療法リハビリ等についても紹介していきますので、
ぜひ、参考にして頂ければと思います。
 

ポストポリオ症候群の症状とは?治療法とリハビリは?

 

 

ポストポリオ症候群とは?

ポリオとは、別名急性灰白髄炎といいます。

1950年代、ポリオは、人の口から口へ入り、の中でえて、便の中に排泄され、
また、人から人へと伝染していき、主に幼小児に、多く感染しました。

 

 

症状としては、腸内に入ったウイルスが脊髄の一部に入り込み、
主に、手や足に麻痺が起き、この麻痺が後遺症として残る場合がありました。

 

 

多くの感染者が出たので、わが国では、
1964年にポリオ生ワクチンが予防接種として集団投与されるようになり、感染者の数がかなり減りました。

ポストポリオ症候群とは、現在、50才代後半から60才になって、
ポリオワクチンを接種していない世代が、ポリオに似た症状を発症することをいいます。

 

 

ほとんどの場合、幼少期ポリオを発症した方たちで、ポリオの再発ではなく、
幼少期ポリオの後遺症ではないかと言われています。

 

 

幼少期ポリオを発症した方々は、手足麻痺後遺症として残りますが、
体力回復とともに、手足の筋肉が動くようになり、
発症直後麻痺症状で動かなかった筋肉が少しずつ動くようになり、
元気に社会生活を送れるようになります。

 

 

しかし、手足の麻痺の後遺症として残っていた脊髄神経細胞は、
長年がんばっていますが、50才~60才ごろから、筋肉萎縮したり、消滅しはじめます。

ちょうど初老期に入るため、老化現象のひとつとして、
神経細胞が減ることが、ポストポリオ症候群原因と言われています。

 

 

ポストポリオ症候群の症状とは?

ポストポリオ症候群の症状とは?治療法とリハビリは?

 

 

ポストポリオ症候群の症状は、ほとんどが、筋肉によるものです。

 

 

①筋力の低下

力が入らない、以前もてていたものが持てなくなった、瓶のふた、ペットボトルのキャップなど、
以前開けることができていたものが、できなくなった、などの症状が出ます。

 

 

②筋委縮

以前と変わらない運動をしているのに、筋肉が減った、手足が痩せたり、
細くなったなどの症状が出ます。

 

 

③筋肉痛

激しい運動をした覚えもないのに筋肉が痛むとか
今まで普通に歩いていた距離を歩いているだけなのに筋肉が痛むなどの症状が出ます。

 

 

④関節痛

何もしていないのに、関節が痛むなどの症状が出ます。

 

 

⑤筋線維攣縮

筋肉内の筋線維がピクピクと細かく動くなどの過敏現象がおきます。

 

 

⑥冷感

麻痺の後遺症がある手足がのように冷たく感じることがあります。

 

 

⑦感覚鈍麻

全体的に、感じるのが鈍くなります

 

 

⑧腰痛

痛みを感じることがあります。

 

 

⑨全身倦怠感

全身がだるいと感じることがあります。

 

 

これらの症状は、
主に、ポリオの発症麻痺して後遺症のある手足に出ることが多いですが、
他の手足に出る場合もあります。

 

 

ポストポリオ症候群の治療法とは?

ポストポリオ症候群の症状とは?治療法とリハビリは?

 

 

ポストポリオ症候群に対しての特別な治療法はないと言われています。

痛みを緩和するための鎮痛剤や、萎縮した筋の感染を防ぐための抗生物質投与などで、
軽い運動栄養療法を含む、長期にわたるリハビリが必要となってきます。

 

 

ポストポリオ症候群の症状が発症したときは、無理な運動を避けて安静にしましょう

マッサージ入浴などで血液の循環をよくすることから始めて、
痛みなどの症状緩和してきたら、少しずつリハビリを始めます。

 

 

ポストポリオ症候群のリハビリとは?

ポストポリオ症候群リハビリは、
体に負担をかけないための注意工夫をすることです。

 

 

①肥満の防止

体重の増加とともに発症する場合が多くみられます。

自分の身長に対する標準体重を理解して、標準体重より軽めを目指します。

無理なダイエットではなく、食事に偏りがないようバランスのとれた食生活を目指します。

 

 

②オーバーワークの予防

発症したとき、無理な仕事や運動をしていた方が多くみられます。

自分の適度な活動量を見極め、翌日に疲労が残らない、
筋肉痛が出ない程度の運動を目安とし、長時間労働を避けて
定期的休憩をとったり、仮眠をとって、体をやすめましょう。

 

 

③負荷反復運動

散歩ラジオ体操など、体に負担の少ない動きを多く反復することが好まれます

階段の上り下りなどは筋肉を傷めやすいので避けたほうがいいです

 

 

④にあった装具の使用

麻痺が改善されるまで、麻痺が残る手足と健常な手足とで長さに差が出たりします。

そのままでいると、関節痛などに影響もしてきますので、
脚長差を矯正するための装具をつける場合があります。

 

 

⑤イフスタイルの見直し

筋力低下関節痛がおこることによって、
何もかもできなくなったとあきらめてしまう場合があります。

 

 

また、幼少期にポリオを発症したポストポリオの方の大多数が、
「頑張らなくては」と常に自分を奮い立たせてきた人が多くみられます。

 

 

そういう方がポストポリオ発症した場合、
特に、精神的にやる気をなくしたり、あきらめてしまう場合がありますので
自分の生活習慣を振り返り、適度な運動
自分にとって、無理のない生活習慣を再構築することが大切だと言われています。

 

 

ポストポリオ症候群のまとめ

ポストポリオ症候群の症状とは?治療法とリハビリは?

 

 

ポストポリオ症候群加齢による神経細胞の減少が主な原因と言われています。

加齢とともに、
筋トレなどの手足に過剰な負担をかけるような運動は控えるようにしましょう、
スキーや登山などのスポーツのあと発症した例があります。

 

 

そして、筋力低下を防ぐため、全身をよく動かし、適度に歩き、
バランスのいい食生活を心がけ、毎日を楽しく過ごすように心がけましょう。

発症したら、無理をせず、少しずつ、自分にあったリハビリを続けることが最も大切です。

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