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四十肩・五十肩の症状とは?その原因と治し方は?

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四十肩・五十肩ってよく聞きますよね。

四十肩・五十肩はほうっておけば治ると思っている方も多いようです。

知っているようで以外と知らない四十肩・五十肩。

具体的にどういう症状をいうのでしょうか?
 

四十肩・五十肩の症状とは?その原因と治し方は?

 

 

四十肩・五十肩とは?

四十肩・五十肩は、正式には、肩関節周囲炎といいます。

肩関節周辺に起こる炎症のことで、肩の痛み運動に制限をきたす疾患です。

 

 

肩関節には、肩甲骨上腕骨が接続していて、周囲には、
筋肉は腱や関節をスムーズに動かすためのクッションのような役割をする滑液包があります。

そこに炎症が起こり、肩の痛みを感じたり、
腕が持ち上がらなくなったりという運動制限が起きる疾患と言われています。

 

 

四十肩と五十肩の違いは、発症した年齢のことで、
傷めたときの年齢に近い方の言い方を使っています。

 

 

四十肩・五十肩の症状は?

四十肩・五十肩の症状とは?その原因と治し方は?

 

 

最初、肩関節付近に鈍痛がおこり、
腕を動かしたときなどに突然激しい痛みを感じて発症するのが一般的です。

例えば朝、髪の毛をとかそうとブラシをもちあげて腕をあげたとたんに激痛がはしるとか、
シャツを着るときに痛くて肩があがらないなどです。

 

 

また、洗濯物を干すときに腕をあげたとたん痛みを感じたとか、
電車のつり革につかまろうとしたら、腕が持ち上がらないとか、
突然、肩関節周辺に強い痛みを感じると発症の現れだと思われます。

 

 

痛みは片方だけの場合もありますが、
発症した肩をかばっているうちにもう片方の肩も発症してしまう場合もあります。

 

 

四十肩・五十肩の症状には、急性期慢性期があり、
突然なんの前触れもなく、激しい痛みを感じて、腕を動かすこともできなくなるのが急性期です。

夜寝ているときに痛みが激しくなったり、寝がえりをうつだけでも痛むので、
痛くて目が覚めてしまうケースもあります。

 

 

急性期は激痛に悩まされ、肩だけではなく腕全体だるさしびれが起こることもあり、
常に腕をさすっていないと我慢できない場合もあります。

激しい痛みは数週間続き、次第にやわらいできます。

そして、慢性期に入ります。

 

 

慢性期になると、痛みはだいぶん治まってきます

しかし、治ったと思って無理に肩を動かしたりすると再び激痛がはしり、
ぶり返す場合がありますので油断は禁物です。

 

 

急性期におこった炎症で、筋肉が収縮して硬くなっています。

そのため関節を動かせる範囲狭まり、腕を動かしにくくなっています。

痛みはそんなに感じないのに腕があがらない、という症状が慢性期です。

 

 

四十肩・五十肩の原因は?

四十肩・五十肩の症状とは?その原因と治し方は?

 

 

四十肩・五十肩の原因は、はっきりとは解明されていませんが、
発症する年齢40才代50才代が多くなっています。

 

 

そのため加齢にともない、肩の関節筋肉肩周辺固くなったり縮んだりすることや、
筋肉が付着しているが弱まって、肩甲骨と上腕骨を接続している部分にある滑液包に、
炎症痛みが起きると考えられています。

 

 

そして、炎症が起きると腫れや痛みが生じて肩を動かさなくなり、
そうして動作が制限されるとともに、筋肉の衰え血流が低下して、さらに痛みが強まります。

それでますます動かしにくくなるという悪循環に陥るおそれがあります。

 

 

四十肩・五十肩の治し方は?

四十肩・五十肩の症状とは?その原因と治し方は?

 

 

四十肩・五十肩の治し方は、突然激痛がはしった急性期の場合は、
無理に肩や腕を動かそうとせず、安静に保つことが大切です。

そして、肩の保温を保ち、温熱療法を行います。

激痛が続いて眠れない日々が続くようでしたら、病院へいくことをおすすめします。

 

 

痛みを取り除く治療として、ステロイド剤非ステロイド剤ヒアルロン酸の注射をして、
痛みや炎症をやわらげます。

非ステロイド性の消炎鎮痛剤を用いた薬物療法効果的といわれ、
錠剤などの経口剤を使用する場合もあります。

 

 

痛みが治まってきた慢性期にはいると、運動療法を始めます。

肩関節の動きが固くなって狭まってしまうことを防ぐために、
肩を温めながら、少しずつ、少しずつ、痛みを感じない程度に肩を動かしていき、
動かせる範囲を徐々に広げていきます。

 

 

四十肩・五十肩の運動療法としては、「振り子運動」とよばれる体操を行なうことが基本です。

正しい運動療法として、病院に通院して、
理学療法士によるリハビリテーションを受けることをおすすめします。

 

 

運動療法にあわせて、温熱や、超音波療法などで、
筋肉の緊張血行不良改善していく場合もあります。

温熱療法では、皮膚表面から徐々に温める「ホットパック」やマイクロ波などで、
筋肉の関節周辺の血流の流れをよくします。

 

 

しかし、炎症がおきているときは熱があるので、「アイシング」などで患部を冷やすことが重要です。

「アイシング」は野球でピッチャーが投球を終えたあとにもよく用いられます。

また、肩関節にかかる負担を減らすために、サポーターテーピングなどを使用する場合もあります。

 

 

四十肩・五十肩のまとめ

四十肩・五十肩は、加齢とともに肩関節周辺に炎症が起きる疾病です。

でも、人によって症状が出る人と出ない人がいます。

肉体労働の方やスポーツ選手のように身体をよく使う方に多く症状が出るように思われがちですが、
実際は、デスクワークの仕事をされている方に多くみられます

 

 

つまり、肩をあまり使わないことで、肩関節周辺が硬くなり、炎症をおこしやすくなっているのです。

デスクワークなど、同じ動作を続けてあまり動かない方は特に、
普段からストレッチをするように心がけましょう。

 

 

数時間同じ動作を続けたあとは、

①両方の肩をぐるぐると前後にまわす。

②両腕を前からまっすぐ上にあげて、耳の横につけてゆっくりおろす。

③肩を力いっぱい前にすくめたり、後ろに広げたりを繰り返す。

④両腕を横にまっすぐ伸ばし、そのまま30秒キープする。

などのストレッチを行なうことで、四十肩・五十肩にならないよう予防することが大切です。

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