鶏足寺の紅葉2017年の見頃時期は?見どころ紹介!
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いよいよ紅葉散策にふさわしい、観光シーズンですね!
滋賀県の長浜市にある鶏足寺(旧飯福寺)は、
奈良時代の735年に行基が開いた寺ですが、799年にいったん荒廃した寺を、
最澄により再建されました。
本尊の十一面観音立像は古橋地区の己高閣に安置されていて、
鶏足寺の周辺には沢山の国指定の重要文化財が保管され、
仏教文化財の宝庫でもあります。
京都や奈良などの大伽藍な寺院ではなく、小さな村堂に仏像がひっそりと安置され、
違ったたたずまいで重要文化財を拝見できます。
そんな素晴らしいお宝を探しながら、鶏足寺の紅葉を情報満載で紹介します!
目次
鶏足寺の紅葉を紹介するにあたり
この寺の見どころは、ズバリきれいな紅葉で、
大門跡と呼ばれる寺の入り口付近から境内にかけて、
約200本のモミジを中心として古木が鮮やかに紅葉してとてもきれいです。
ゆるやかな参道の石段、両側の苔むした石垣、塔頭跡などが見られ、
真っ赤なモミジのじゅうたんが敷き詰められたような光景が眼前に広がります。
鶏足寺の紅葉の主な紅葉樹はカエデ、モミジなどがありますが、
内の近くには銀杏の木があり、モミジだけでなく銀杏の紅葉も楽しめますよ。
銀杏とモミジの、黄色と赤のコントラストがとても素晴らしくマッチしています。
鶏足寺へのアクセスは?
JR木ノ本駅から湖国バス金居原行きに乗り「古橋」にて下車し、
徒歩で15分くらいのところにあります。
車では北陸自動車道木之本ICから国道303号と県道281号を経由して、
約20分のとこにあります。
紅葉期間中のみ鶏足寺と石道寺の間の1km圏内に4箇所、
合計100台が駐車できる臨時駐車場が開設されますが、
通常駐車場はないので注意してください。
シーズン中は、土日祝日にシャトルバスが出ています。
シャトルバスは北近江リゾート(北近江温泉)から臨時駐車場近くの総合案内所まで、
15分から20分間隔で出ています。
紅葉シーズン中は鶏足寺の最寄り駅であるJR北陸本線の木ノ本駅東口から、
循環バスが出ています。
運賃は片道300円で鶏足寺までの各スポットを経由して寺に着きます。
JRを乗り継ぐ場合、木ノ本駅発着の電車は早朝や夕方を除き、
1時間に1本のため電車の時間には注意してくださいね!
鶏足寺の紅葉の見頃時期は?
例年11月上旬ごろからぼちぼちと色づき始めます。
鶏足寺の紅葉の見頃時期は11月中旬から11月下旬ごろとなっております。
寒冷地は11月初旬から紅葉を見ることができますが、
その分少しはやめに葉が落ち、見頃時期が過ぎてしまいます。
鶏足寺の周辺おすすめスポットNo.1
鶏足寺の近くには紅葉のおすすめスポットが沢山あり、それを紹介したいと思います。
一つ目は己高山石道寺で、鶏足寺の大門跡までの距離は約200mあり、
間は遊歩道でつながっているため、紅葉散策しながら両寺を行き来できます。
こちらの寺もまた一味違って美しく紅葉が楽しめます。
寺へ向かう参道沿いの民家の軒下には、無人販売があり興味を引きます。
己高山石道寺は、長浜市木乃本町石道にあり、真言宗豊山派で、
本尊は国指定の重要文化財の十一面観音菩薩です。
拝観料は300円で、拝観時間は午前9時から午後16時で、
毎年8月の第一日曜日には「観音の里ふるさとまつり」が行われます。
この寺は鶏足寺の末寺で、あの井上靖の「星の祭」にでてくる観音様や、
水上勉の「湖の琴」の舞台としても有名です。
己高山は標高922mあり、その山麓にひっそりとたたずむ本堂は、
山里らしい寺の雰囲気を醸し出しています。
「観音の里」と称されたこのエリアは国宝の宝庫でもあります。
鶏足寺の周辺おすすめスポットNo.2
次の鶏足寺周辺のおすすめスポットは己高閣・世代閣です。
己高山第一の寺である鶏足寺は、昭和初期までは己高山の山中にありましたが、
火災により焼失しました。
己高閣は、鶏足寺に残っていた仏像や書物を収蔵する文化財収蔵庫として、
昭和38年に建てられました。
ここには鶏足寺の十一面観音をはじめとして、多くの仏像などの文化財が保管されています。
世代閣は、己高閣の裏手にあり、薬師如来をはじめとし、十二神将像、十社権現像など、
数々の仏像が安置され拝観できます。
鶏足寺とその周辺のイベントは?
鶏足寺は紅葉のライトアップや独自のお祭りイベントはやっていません。
ちなみに拝観時間は午前9時から午後16時までで、
最終の入場時間は午後15時30分を推奨しているため、
夕方は早めに紅葉散策を済ませましょう。
鶏足寺は、地元の方のご厚意によって運営されているお寺です。
鶏足寺のそばの石道寺では「観音の里ふるさとまつり」が催され、
今年2017年は10月14日と15日の2日間で行われます。
鶏足寺の紅葉その他いろいろ
鶏足寺は現在、廃寺になっておりますが、普段は住民の手によって手入れされております。
紅葉シーズンには景観維持や仮設トイレの設置、警備員の配置など、
いろいろと維持管理費がかかるため、「紅葉散策協力金」として拝観料が発生します。
「紅葉散策協力金」は、大人(高校生以上)一人200円で、
11月15日から11月30日までの期間、拝観料として徴収されます。
鶏足寺の紅葉散策には山道や石段を歩くので、
歩きやすい靴を履いていくことをおすすめします。
「己高庵」は薬草風呂や露天風呂を完備し、グルメでは「しし鍋」が食べられ、
ゆっくりと旅の疲れを癒やせる、鶏足寺近くの宿泊施設です。
日帰り温泉もあり、営業時間は午前10時30分から午後16時までとなっており、
入浴料金は大人(中学生以上)500円、子供(2才以上)300円です。
鶏足寺の紅葉のまとめ
鶏足寺の紅葉はいかがだったでしょうか!
地元の方々の心温まる、御協力とご努力により、紅葉の景観維持と自然保護を実現し、
紅葉散策が楽しめる、変わったパターンの紅葉観光名所です。
廃寺になっていても紅葉シーズンには観光客を沢山集める鶏足寺(旧飯福寺)の魅力は、
素晴らしいものがあります。
2017年の秋は是非、滋賀県の隠れた穴場スポット、
鶏足寺の紅葉を見に行ってみてはいかがでしょうか!
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