三社祭の2018年の日程・時間は?見どころも紹介!
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東京都内で行われるお祭りの中でも、
人気ランキングの上位に位置すると思われるのが「三社祭」です。
三社祭は台東区浅草の浅草神社の例大祭であり、例年5月に行われています。
3日間にわたるお祭りですが、毎年約150万人の人出があると言われており、
その規模も大きく、活気の溢れるお祭りとの評判です。
引用:https://www.asakusajinja.jp
今回はそんな三社祭の2018年の日程・時間・見どころなどのほか、
三社祭の由来についても紹介したいと思います!
三社祭の由来
まず、三社祭というのは通称です。
正式名称は「浅草神社例大祭」といいます。
雷門で有名な浅草寺ではなく、浅草神社の祭礼なのです。
浅草寺と浅草神社はすぐ近くの距離にあり、歴史的な経緯からいっても切り離せない関係にあります。
浅草神社の例大祭が三社祭と呼ばれるようになったのも、浅草寺との強いつながりがあるゆえなのです。
飛鳥時代である628年、現在でいう隅田川で檜前浜成(ひのくまはまなり)・檜前武成(ひのくまたけなり)
という兄弟である漁師が漁をしていました。
すると網に魚はかからなかったのですが、なぜか人型の像がかかります。
兄弟はその像を持ち帰って、当時の知識人的存在であった土師中知(はじのなかとも)に見せたところ、
「観音菩薩」のありがたい像であることが判明したのです。
土師中知は間もなく剃髪して出家し、自宅を改修してお寺とし、
その観音菩薩を祀ったことが浅草寺の始まりとされています。
時は流れて、土師中知の子が観音菩薩より
「自分を海中から引き上げ祀った3人を、神様として祀るように」という夢告を受けます。
そして檜前浜成・檜前武成・土師中知の3人を、浅草の地の繁栄のもととなった神様として
お告げ通り祀るようになったのが浅草神社であり、
三体の神を祀るゆえに「三社観現社」と呼ばれるようになったのです。
三社祭の名前の由来はここからきているのですね。
その後明治時代の神仏分離令により神社として独立し、名称も「浅草神社」と変更になります。
三社祭の最も古い記録は1312年とされていて、神仏分離令までは浅草寺との合同形式でしたが、
浅草神社となって以降は浅草神社が執り行う形式となっています。
三社祭の2018年の日程・時間は?
三社祭は例年5月の第3金・土・日曜日に行われています。
2018年は5月18日、19日、20日に行われます。
お祭りは18日からですが、17日の19時からも行事が行われます。
17日からの行事も含めて、2018年の三社祭の主要行事スケジュールを一覧にしてみます。
【5月17日】 19時~ 本社神輿神霊入れの儀(浅草神社社殿)
【5月18日】 13時~ 大行列(東京浅草組合前~浅草神社社殿)
14時20分及び15時~ びんざさら舞奉納(浅草神社社殿、神楽殿)
15時30分~ 各町神輿神霊入れの儀(浅草神社社殿)
【5月19日】 10時~ 例大祭式典
12時~ 町内神輿連合渡御(浅草寺本堂裏広場、浅草神社)
【5月20日】 6時~ 宮出し・本社神輿各町渡御
11時~18時 お祭り広場(雷門通り~馬道通り)
21時~ 本社神輿御霊返しの儀(浅草神社社殿)
以上の一覧はあくまで主要な行事のみ記載していますが、3日間にわたるとは長丁場のお祭りですね!
三社祭の2018年の見どころは?
17日の19時からの「本社神輿神霊入れの儀」とは、神輿に御神霊(おみたま)を移す儀式のことです。
神輿は神様の乗り物であり、言うなればそこに魂を込めるという意味合いで行われるものです。
興味のある方は是非。
そして18日からはお祭り本番!
13時からは大行列が始まります。
びんざさら舞・お囃子屋台・白鷺の舞・鳶頭木遣りなどが行列を作って浅草を練り歩き、
これはまさに三社祭りのオープニングといえるでしょう。
東京浅草組合前から浅草神社社殿までを行列が移動しますが、
その中でもまず「白鷺の舞」は必見です。
白鷺の格好の女性たちがいっぱいに白い羽を広げて「白鷺の唄」の演奏にのって舞い歩きます。
カワイイのと優雅なのとが入り混じり、ずっと眺めていたい気分にさえなるかもしれません。
そして「びんざさら舞」も見逃せません。
びんざさらとは竹やヒノキの板を何十枚も重ね合わせて紐を通し、
アコーディオンのごとく伸び縮みさせて音を出す楽器です。
14時20分及び15時からはびんざさらを使った舞が浅草神社社殿前にて行われ、
こちらも初日の見どころのひとつです!
翌日19日の12時からは「町内神輿連合渡御」が始まります。
これは三社祭のメイン行事の準備ともいえるもので、町内神輿約100基が浅草寺本堂の裏広場に集合し、
浅草神社でお祓いを受けてから町へ繰り出していきます。
江戸っ子が神輿をかつぐ姿が絵になります!
20日の6時からは、宮出しと「本社神輿各町渡御」が始まります。
17日に御神霊を移した本社神輿が各町会を渡御するのですが、
これこそ三社祭のメインイベントです!
「少しでも三社祭を見物したい」という方は、最終日のこの行事だけは見ておきましょう!
浅草神社の3基の神輿が、
法被と鉢巻を身に付けた男たちに荒々しく揺さぶられながら移動していきます。
威勢のよい掛け声とぶつかり合う熱気!
その迫力はもう怖いくらいですが、この興奮こそが三社祭の醍醐味といえましょう。
あまり近付き過ぎると人波に巻き込まれケガを負いかねませんが、
強烈なお祭りパワーを是非とも一度は体験してみて頂きたいです。
なお、20日の11時から18時は雷門通りから馬道通りにかけて交通規制となり、
お祭り広場を開催します。
各町の色々な神輿を目にしたければオススメです。
フィニッシュは20日の21時からの「本社神輿御霊返しの儀」です。
本社神輿から本殿で御神霊を返す儀式であり、これにて三社祭は終了です。
三社祭の交通アクセス
浅草神社とその周辺にて行われます。
地下鉄 東京メトロ銀座線浅草駅から徒歩で約7分です。
地下鉄 都営地下鉄浅草線浅草駅から徒歩で約9分です。
三社祭の2018年の日程・時間は?見どころも紹介のまとめ
引用:https://www.asakusajinja.jp
3日間かけて行われるお祭りなので、
催しも多くどれを見に行けばよいのか迷ってしまいそうですね。
そんな場合は、三社祭のメインともいえる神輿を見て頂きたいと思います。
三社祭をひと言で表すと
「チャキチャキの江戸っ子たちによる乱闘祭り」という感じでしょうか?
神輿を担ぐ際のポジション争いで押し合い殴り合いは当然とも言うような世界であり、
その激しさには圧倒されてしまいます。
お祭りの日の浅草は観光客も含めてものすごく混雑します。
通常の浅草観光なんてとんでもないぐらいです。
とにかく活気があって魅力溢れるお祭りではありますが、小さいお子様連れの場合は迷子になったり
ケガをしたりといったことがないように、くれぐれも気を付けてくださいね。
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