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ペットとの悲しい別れ~不注意から起こる圧死・逃亡・骨折~

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あなたは、人生で1度でも、ペットを飼った
あるいは飼育した経験がありますか?

筆者自身、子どもの頃にペットを飼っていた経験がありますが
こちらの記事では、その際に巻き起こしてしまった
ペット達との悲しい別れの体験を、お話します。

 

 

手乗り文鳥リスハムスターなど、多くの生きものと
一緒に過ごしましたが、親の仕事柄、大型ペットは飼えない家庭でした。

みな小さい動物ばかりでしたが
小型動物を飼育する際の、今後の注意点や教訓として
こちらの記事を、最後まで読んでいただけると幸いです。

 

 

ペットとの悲しい別れ① 圧死してしまった手乗り文鳥

ペットとの悲しい別れ~不注意から起こる圧死・逃亡・骨折~

 

 

筆者が小学生の頃、白色の手乗り文鳥を飼っていたのですが
比較的人懐こい性格で、人間を恐がることもなくじゃれていました。

人間の食べ物にも興味を持っており
時折、食べるような素振りを見せたり、羽に触れて撫でると
気持ちよさそうに目を閉じるほど、信頼関係を築いていたのです。

 

 

ある日、学校から帰ってくると、その鳥がなぜか
急に亡くなっていました

原因は至って単純な圧死で、自身の姉がテレビに夢中になり
文鳥の存在に気付かず、お尻の下に踏み続けていたのです。

 

 

筆者も姉も、非常に大きなショックで、1日中泣いて過ごしましたが
失った命は戻りません。

冷静に考え直すと、文鳥もまた、人間に慣れすぎていたことが
逆に自らの弊害となってしまったのです。

以来、後にインコを飼いましたが、文鳥の一件があり
もしもの時の別れが辛く、慣れ親しむには至りませんでした。

 

 

ペットとの悲しい別れ② 逃亡してしまったリス

かくして、手乗り文鳥の死を受け止め、インコを飼っていた矢先
かごのふたを不用意に開けてしまったことが原因で
今度はインコが、ベランダから飛び立ってしまいました。

インコの行方は、それきり分からない状態ですが
おそらく温室育ちのインコ故、自然界でのエサの得方を知らず
自然死または餓死していても、不思議ではありません。

 

 

とうとうインコを探すのを諦めた筆者たち家族は
その後、リスを飼うことになりました。

日頃からすばしっこく、文鳥とは真反対の性格
人間に慣れることなど少しもない動物でした。

飼い主としても、比較的ドライな心境で
文鳥ほどの愛着も、さほど強くは湧いていませんでしたが、ある日
ケージの掃除をしていた時のこと、ついに脱走します。

 

 

ただでさえすばしっこいリスだったので
ついにケージへ戻すこともできず、インコの時と同じく
それきり行方知れずとなりました。

1度ならず2度も、大事なペットたちに
逃亡されてしまったのです。

 

 

これは、動物達の運命なのか、籠の中の鳥やリスには
なりたくなかったのか―自然に戻り、亡くなることが本望なのかもしれない
時間が経つ頃には、そのように考えている自身がいました。

過去の自分の、生きものに対する管理責任の甘さで
命を縮めてしまった責任から、少しでも逃れたかったから
という気持ちが、少なからずあったのも事実です。

幼いが故の過ちとはいえ、本当に可哀そうなことを
してしまったと、大人になっても強く反省しています。

 

 

ペットとの悲しい別れ③ 骨折してしまったハムスター

ペットとの悲しい別れ~不注意から起こる圧死・逃亡・骨折~

 

 

文鳥、インコ、リスと、様々な悲しい別れを経た後
しばらくはペットを飼わなかったものの
大人になってからは、子どもの希望ハムスターを飼いました。

その可愛らしい出で立ちに、筆者自身も飼いたくなり
飼育を始めましたが、実際にはほとんど懐きませんでした。

 

 

その理由はいくつかありましたが、デパート内の
ペット売り場で暮らしていたハムスターが、昼夜逆転の生活をしていた
のが、特に大きな原因でした。

昼間は寝て、夜になると活発に動き出すハムスター
夜行性であったかはいざ知らず、とにかく時間のサイクルが合わず
ケージのお手入れでも、噛まれることはしょっちゅうでした。

 

 

そんなハムスターを置いて、家族で1泊の旅行へ行った時のこと
餌と水も十分に与えているので大丈夫だろう―
その判断をしたのが、間違いでした。

留守中に止まり木から落下したハムスターは
足を骨折していたようです。

帰宅直後、獣医に連れていきましたが、ハムスターも鳥と同じく
足の骨を折ることが致命傷であり、短命であることを告げられました。

 

 

またしても、飼い主の管理不行き届きによって
小さなペットの寿命を縮めてしまたのです。

ハムスターの寿命は、そもそも2年と短く
飼い始めて2年ぐらいが過ぎていたこともあり
都合の良い言い訳を探しましたが、罪悪感には敵いませんでした。

 

 

ハムスターは最後、悲しげな泣き声を
何日もあげていたので、その声がしばらくの間、耳に残りました。

申し訳ないことをしてしまった、という感情と
ペットを飼うことに伴う、別れの責任は、非常に大きく重く
つらいものであることを、再認識するきっかけになったと言えます。

 

 

ペットとの悲しい別れ④ 命を全うしたカブトエビ

ハムスターとの別れを経験してからもまた
その後しばらくは、生き物を飼わずにいた我が家ですが
再び子どもの希望で、カブトエビを飼いました。

ミジンコのように小さな節足動物であるカブトエビは
卵からようやく成虫になるのは、わずか数匹だけで
尚且つ、その数匹の中でも、きちんと長生きしたのは、わずか1匹でした。

 

 

しばらく水中を漂って生活していたカブトエビを
外から眺めては餌を与え、やさしい言葉をかけていました。

そのカブトエビも、ある時突然、力なく水に浮いてしまい
そのまま寿命を全うしたのです。

その姿を見て、涙がとまりませんでしたが
圧死でも、脱走でも、骨折でもなく、正真正銘の自然死でした。

 

 

どうしたって、悲しい別れはつきものですが
それ以降、我が家では生きものの飼育が、御法度になりました。

子どもよりも筆者自身
動物との別れに耐えられなくなるからです。

小さな命との別れで泣きじゃくる筆者の姿を見て
子どももややあきれ顔で「もううちでは生き物を飼えない」と言いました。

 

 

この期に及んでも尚、小さな犬を飼いたい
と思ってしまう筆者ですが、家族からの反対は必至です。

犬の寿命も約10年ですが、人間ほど長生きするペットは
恐らくこの地上で亀だけではないかと考えながら
日々改めて、生きものの命の儚さを痛感しています。

 

 

ペットとの悲しい分かれにまつわる話のまとめ

ここまでご紹介してきた、ペットとの悲しい別れにまつわる
筆者の体験談について、少しでも教訓にしていただけましたでしょうか?

ペットのことを愛し続けていたい筆者の場合
管理の不行き届きと、感情の波の激しさを抱えた性格上
生きものを飼うことが、非常に困難です。

 

 

ホームセンターのペットコーナーなどでは、ガラス越しに
その可愛い姿を眺めるに留まる状況ですが
せめて少しずつ、過去を乗り越え、活かそうとしています。

こちらの記事を、1つの参考にしながら
ぜひあなたも、ペットを飼う際には、飼い主としての適性や
管理のキャパシティをしっかりと検討するようにしましょう。

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