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算数的活動~ブロックとタイル・量の測定・図と表の作成~

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算数という科目は、抽象的な数字を扱うのが
最大の特徴であると言えます。

より理解を深めるために、授業の中では
体験学習的な作業が入れ込まれることも多々あります。

これが、操作活動を含めた、いわゆる「算数的活動
であると言えます。

 

 

例えば、タイルを操作したり、実際に黒板の幅を測ったり
という事例が挙げられます。

このような活動で、抽象的な問題を具体化し、日常生活の中にて
捉えやすくするのが、算数のねらいです。

「その勉強が将来どんな役に立つのか」という部分は
子どもの頃に誰しもがフォーカスするポイント。

 

 

社会では、計算する場面や、図を描く職業もあると
先生方は口にしますが、算数的活動では、将来のみならず
現状の生活での体験に、重きを置いています。

その意味でも、授業で実生活に関わる問題を解くことは
大切な要素であると言えます。

こちらの記事では、そんな算数的活動
特徴や内容について、いくつかのポイントに分けながら
ご紹介しています。

 

 

主として考える問題には、登場してきた必然性があり
条件設定の中で、必ず答えを出せる状況
設定することが大切です。

ぜひ最後までチェックして、お子さんと一緒に
今後の学びに活かしてみてくださいね。

 

 

ブロック・タイルの操作活動

算数的活動~ブロックとタイル・量の測定・図と表の作成~

 

 

小学校に入ると、お道具箱を用意しますが、その中には
基本的な算数セットが入っています。

ブロックやタイルは、その中に含まれていて、足し算・引き算など
小学1年生の学習に欠かせない道具となっています。

計算を考える時、子どもは道具がなければ
基本として指を使うことになります。

 

 

しかし、10以上の数を考えるには
タイルやブロックを使用するのが、本来は最適です。

加減をしながら、10のまとまりにしたり、10のまとまりを崩したり
という操作で、問題がより具体化します。

いつまでも使用するわけではなく、1年生の間がメインになりますが
学習の基礎を築く1年生で、数字と具体物との関連を認識するためのものなので
こうした算数的活動の基本が非常に大切になります。

 

 

量の測定を通した生活体験

と一口で言っても、長さ・広さ・容積・重さなど
その単位は実に様々あります。

それらを測る道具も、ものさし・定規・メジャー
リットル升・秤など、バリエーション豊富です。

こうした器具の使い方、数値の読み取り方などもまた
重要な算数的活動による、勉強の1つです。

 

 

生活の中には、色々な単位があり、㎝・m・g・㎡・kg等
多くのものを学びます。

その活動の中で、数量感覚や使用すべき単位などを
学んでいくことになります。

 

 

現代の子ども達の学力的な課題として
割合問題の次に挙げられるのは、「量と測定」の分野で
その中でも特に、単位の換算には大きな課題があります。

通常、大きい単位にすると、数値は小さくなり
逆に、小さい単位にすると、数値は大きくなります。

こうした関係性が、よく理解できていない子どもが
非常に多いのですが、何よりも、単位そのものを換算する
必要性の問題は、確かに問われる部分があるのも事実です。

 

 

料理の材料を測る時や、道路での工事など
換算自体は必要不可欠であるものの、普段の子ども達の学習内では
今一つその必要性が大きいとは言えません

だからこそ、難しい公式やルールを、ただ教え込まれている
と言った気持ちになってしまうということ。

 

 

将来的には必要な場面が生まれるものの、小学生のうちで言えば
特に、お金の換算さえ認識できれば、大きな支障は出にくいものです。

学ばなければならない、理由付けや背景設定が
身近なものでできることが一番なので
そこを丁寧に振り分ける必要があるということですね。

 

 

図や表などの資料の読み取り

算数的活動~ブロックとタイル・量の測定・図と表の作成~

 

 

視覚的に最も分かりやすい問題展開の1つになているのが
いわゆる「図形の問題」。

図形の問題では、紙に図形を描くところから始まり
切り貼り、移動させたり、といった操作活動がその主です。

 

 

また、資料の整理では、項目と数値を表にまとめたり
グラフ化したりすることもあります。

これらは、低学年の頃から行う内容ですが
学年に応じて線の数が増減する図形の前に、
本来、資料の分析等が、現実社会に不可欠な能力です。

 

 

実際、全国レベルの学力テストでは
算数のみならず国語の問題として、資料の読み取り問題が
数多く出題されています。

中には、いくつかのグラフを混合させた
複雑な読み取りが要される問題もあるほどです。

 

 

社会に出ると、Excelなどで分析も簡単にできますが
初等教育では、そもそも分析とはどのようなことなのか
ということから理解する必要があります。

また、プログラミング的思考を鍛える意味でも
分析の手順を知ることが重要なので
文理系に寄らない単元として、ぜひ押さえておきましょう。

 

 

算数的活動のまとめ

ここまでお伝えしてきた、算数的活動に関するポイントについて
少しでも参考にしていただけましたでしょうか?

一昔前までは、操作活動と言われていたことが
範囲を広げて、算数的活動と呼ばれるようになりました。

机上の操作だけではなく、道具を使ったものや
逆に思考だけを頼りに進める活動も含めて
大きな枠組みとして捉えるようになってきたということ。

 

 

抽象的なことばかりに取り組んでいては
本当の理解に繋がらないからこそ、具体的な活動を通して
より日常的な学習の必要性を感じられるのではないでしょうか?

机上だけでは得られない、実用的な理解が得られるほか
視覚だけでなく、全身で理解するというものが大切になります。

 

 

そうした活動で得られた体験は、記憶でも忘れにくく
1つの財産として、個人の人生に活かされていくということ。

こちらの記事でご紹介してきた、算数的活動を通して
ぜひあなたも、お子さんと一緒に
今後の学習生活の一助にしてみてくださいね!

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