プログラミング教育に活用される言語~スクラッチやビスケット~
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プログラミング教育を進めるに当たって
実際に活用されているものは、実に様々存在します。
企業や大学などと連携していれば、そこから派生する
車やロボットなどの命令を与える道具も、その範疇に収まります。
また、小学校の低学年の実践のように
机上で論理的思考を育成する実践があるのも
プログラミング教育の特色であると言えます。
しかし、文科省がこだわっているのは、実際に機器に触れることや
パソコンスキルを高めることであり、1つの教科としての位置づけで
全員が必ず使用経験を培うことに重点を置いていると言えます。
では、日本中に展開されている、既存のパソコン室を活用して
実際にどのような言語が、具体的に使えるのでしょうか?
それは、一般的に言われる
ビジュアル言語、またはテキスト言語のいずれかです。
2020年現在においては、前者のビジュアル言語が
学校現場に適していると、多くの実践で活用されていますが
この記事では、改めてその背景について、紐解いてみましょう。
幅広く活用されている「スクラッチ」
アメリカのマサチューセッツ大学を大元として誕生した
言語ソフトの1つである「スクラッチ」は
日本全国の学校現場において、最もメジャーな言語であると言えます。
ブロックと言われる部品を、マウスで動かしながら
画面上で組み合わせ、プログラムを構成していくものです。
この「スクラッチ」は、簡単なものから高度なものまで
幅広くプログラミングできるのが特徴ですが、その土台となる
小学4年生から5年生の算数に対応する実践が、特に適しています。
しかし、本格的に「スクラッチ」のプログラムを作るには
平均的な小学生の能力値では及ばない難易度になります。
それゆえ、実際に主として取り込まれているのは
「スクラッチ」の中でも、算数の簡単な実演と当てはめ式の事例です。
選択肢のブロックを適切にはめたり、くっつけたりする
比較的単純な操作をしているだけであるとも言えます。
本来であれば、算数の授業で、おおよその数を算出したり
奇数・偶数を調べるプログラムを、1から制作できる「スクラッチ」。
また、数の汲み取りのみならず、正多角形や縮図・拡大図を描く
図形に関するプログラムも作成できます。
算数の事例の幅を広げる「スクラッチ」
―まさに、プログラミング教育の正統であると言っても
過言ではありませんよね。
描くだけでプログラム化される「ビスケット」
アメリカが展開した「スクラッチ」が存在する一方
日本で名高いNTTを大元に生み出された言語ソフトは、「ビスケット」
と呼ばれるシステムです。
「ビスケット」では、まずエディタと呼ばれるイラストシステムで
様々なイラストを描きます。
その作品を、画面上のステージに登場させ、自由に配置する
という至ってシンプルなもの。
最後に、「めがね」というプログラムの道具を取り出し
左めがねに事前の姿、右めがねに事後の姿を描き
それらの全体像をアニメ化する、という構造です。
例えば、左には、真ん中の位置に魚を配置し
右には少し前に進んだ魚を配置することで、自然に前に進む魚を表現します。
また、左に海草とぶつかった魚を描き
右に魚の向きが変わった絵を描くと、海草にぶつかった瞬間
方向転換をする魚のアニメが作れる、ということになります。
小学校教育において、低学年の図画工作などでは
この「ビスケット」ならではの特徴が威力を発揮する
独特のプログラムであると言えます。
その他の言語ソフトについて
上記でお伝えしてきた、「スクラッチ」と「ビスケット」の他にも
平仮名や、簡単なコマンドの言葉で命令文を書き、プログラム化していく
テキスト言語ソフトと呼ばれるものが存在します。
また、文科省は、「スクラッチ」をモデルに改良した
「プログラミン」というソフトを、Webサイト上で展開しています。
もちろん、こうした公に向けたソフト以外にも
家庭学習向け、個人学習向けに展開された
比較的容易なスケールのシステムも、既に存在するプログラミングの世界。
様々なソフトがあり、中には、照度計や人感センサーなどの
精密機器と一緒に活用するソフトもありますが
2020年現在、多くが無償化されている状況にあります。
プログラミング教育に活用される言語のまとめ
ここまでご紹介してきた、プログラミング教育における
言語システムの内容について、少しでも参考にしていただけましたか?
現行の学校現場で、実際に活用されているソフト
その半分以上は、「スクラッチ」であると言えます。
しかし、基本的な観点として、「スクラッチ」や「ビスケット」等は
インターネットに接続されたパソコンが、人数分あれば準備完了です。
それ以外の道具が、ほとんど必要ないので
どの地域であっても、同じレベルの実践を実現できることから
これらが公教育の姿として、受け入れられている、とも言えますよね。
もちろん、連携企業や大学の有無によって
実際には大きな情報格差が生まれるプログラミング教育なので
本来は、公教育に不向きな分野であるとする一面も有しています。
だからこそ、今ある指導方法に
一工夫、二工夫加えてみることは、重要な取り組みの1つです。
基本的なプログラミング的思考と、パソコンスキルを身につけることは
先の時代を担う子ども達が、創造的な時代を生き抜くための
一助となるのではないでしょうか?
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