立夏とは?2018年はいつ?意味や由来は?
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「立夏」という言葉があります。
あまり日常生活においては耳にしないのですが、
「春分」とか「冬至」と同じように暦(こよみ)の名前のひとつです。
馴染みの薄い言葉だけあって立夏が一年のうちでいつを指すのか、
そもそもどんな意味や由来があるのか、正確に答えられる方はそれほどいないのではないでしょうか?
何となく夏の始まりの頃のイメージがあるので5月から6月頃?
それとも梅雨が終わって暑さも本格的になる7月頃?
私自身も立夏というものがほとんどわかっておらず、頭に思い浮かぶことといったらこんな程度です。
今回はそんな「立夏」にスポットを当てて調査してみましたので、この場にて紹介してみたいと思います。
立夏とは?
立夏とは、二十四節気のひとつで7番目にあたり、穀雨と小満の間の期間のことです。
と、いきなり言われても知らない言葉ばかりで意味がわからないかと思います。
まず、二十四節気というものがありますが、これは文字通り一年を季節ごとに24等分したもので、
その分割点にはそれぞれに季節を表す名前がつけられています。
2月4日頃の「立春」が起点となって、たとえば春の期間は
「立春」「雨水」「啓蟄」「春分」「清明」「穀雨」の6つの季節から構成されています。
夏・秋・冬の期間も同様に6つの季節によって構成されており、
これで6×4=24の季節に分割しているということですね
つまり立夏は、二十四節気における夏の期間の最初の季節ということです。
これは、毎年5月5日頃にあたります。
「頃」という表現としたのは、毎年必ず同じ日付になるとは限らないからです。
というのも、二十四節気は太陽の位置によって算出されるものですが、
地球の公転はピッタリ365日ではなく、厳密には365.24日と、ちょっと端数があるのです。
この端数の分を調整するために4年に一度のうるう年が存在する訳ですが、
これにより年によって若干日にちがずれることがあるのです。
なお、場合によっては立夏とは、期間を表す時があります。
その場合は約半月の間を指すことになります。
約半月の間をさらに5日程度おきにわけて、
気象の動きや動植物の変化を伝える「七十二候」という方式もあるので紹介します。
立夏は「蛙初鳴(かわずはじめてなく)」「蚯蚓出(みみずいづる)」
「竹笋生(たけのこしょうず)」という3つの候に分けられます。
どの季節も3つの候に分けられるため、24×3=72で、七十二候という訳ですね。
最初の「蛙初鳴」は5月5日頃~5月9日頃を指し、カエルが鳴きはじめる頃という意味です。
次の「蚯蚓出」は5月10日頃~5月14日頃を指し、ミミズが地上に出てくる頃という意味です。
最後の「竹笋生」は5月15日頃~5月20日頃を指し、筍が生えてくる頃という意味です。
いずれも短い文でその時期の「兆し」を伝えていて、
72ある候を順に並べると、季節の移ろいを感じさせてくれるものです。
立夏は暦の上での夏の始まりであり、だいぶ暖かくなって
動植物が活発に動き始めるようになり、新緑が映えて爽やかな気候の頃ということですね!
2018年の立夏はいつ?
2018年の立夏は5月5日となります!
前述した通り同じ立夏といっても期間を表す時がありますが、
その場合は5月5日~5月20日となります。
2018年の立夏は「こどもの日」と重なりますね!
一般的にはこどもの日の印象が強くて、立夏はあまり意識はされていないかもしれません。
立夏の意味や由来は?
二十四節気では、春夏秋冬すべての期間の最初の季節に「立つ」の言葉が入ります。
それぞれ「立春」「立夏」「立秋」「立冬」という具合です。
これらはいずれも四季の始まる頃という意味です。
「春が立つ」とか「夏が立つ」と聞くと一見おかしな表現のように思うのですが、
「立つ」の意味を辞書で引いてみると
「自然界の現象や作用が目立って現れる」というものがあります。
つまり立夏の名前の意味は、夏が立つで
「夏の気配が感じられる頃・夏の始まり」ということです。
たしかにこの頃は初夏とはいかないまでも暑いくらいの日もあって、木々には葉が、
大地には草の緑が茂り、虫の鳴く音も聞こえ始め、まさしく夏の入口といった日々ですよね!
立夏とは?2018年はいつ?意味や由来のまとめ
立夏の時期はゴールデンウィークの最中であり、日本の四季においてはまだまだ春の季節ですね。
この時期は比較的気候も安定しており、ゴールデンウィークということで
各地で様々なイベントやお祭りが行われるため、外出するには最適です。
寒暖の差が大きい頃ではありますが、これからやってくる雨期と夏への準備をしながら、
積極的にお出かけして清々しい「立夏」を感じてみることをオススメします!
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