意外と知らない正月と旧正月の違いを3つのポイントでご紹介!
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年末までのカウントダウンも秒読みの最中
年明けのお正月は、初詣やおせち料理、お年玉の準備など
楽しさと忙しさが、毎年見事に平行する時期ですよね。
日本では、1月1日が年明けの「元旦」、いわゆる「正月」ですが
中国をはじめとする、アジアの国々の中には
「旧正月」と呼ばれる、もう1つのお正月を持つ国も存在します。
近年のニュースでは、中国の旧正月の風景や映像が
紹介されることも増えましたよね!
では、そもそも「正月」と「旧正月」の違いとは
一体どのようなものがあるのでしょうか?
実は日本でも、古くより「旧正月」が存在していた
歴史があるのです。
こちらの記事では、日本が「旧正月」から「正月」へ
変化した理由も併せて、「正月」と「旧正月」の違いを
大きく3つのポイントに分けてご紹介していきます。
目次
「正月」と「旧正月」の違い① 新暦と旧暦
書いて字の如く、「正月」と「旧正月」は
どちらも新しい年の節目をお祝いする行事であり
その意義は、本来全く同じものになります。
ではなぜ、正月と旧正月という、2つの正月の在り方が
存在するようになったのでしょうか?
その理由は、至ってシンプルなものであり、正月は「新暦」
旧正月は「旧暦」で節目を決めたことから
その時期が異なるというもの。
「新暦」とは、現在日本で採用されている暦であり
「太陽暦」、或いは「グレゴリオ暦」として、世界基準の暦
にもなっています。
新暦は、地球が太陽の周りを1周する365日を基準に
1年を365日としてカウントされている、最も慣れ親しんだ暦である
と言っても過言ではありません。
一方の旧暦は、月の運行に基づいた「太陰暦」に
あえて「太陽暦」の要素を加えた「太陰太陽暦」を指します。
少し複雑なカウントになりますが、立春の日に近い新月の日を
1年の頭とし、1年を354日、或いは355日と数えます。
旧暦は新暦よりも、1年が約10日ほど短いものになっていますが
日本でも、明治5年までは、旧暦を主としてきました。
カレンダーに記載されている、「立春」や「大寒」
「冬至」といった季語も、実は旧暦に起因する表記です!
こうした違いの下、現代の日本は、一般的には新暦で数えつつ
その中にも、旧暦としての節目を取り入れていることが
よく分かりますよね。
「正月」と「旧正月」の違い② 日本が正月を選んだ理由
前述した通り、日本も明治5年までは「旧正月」で過ごしていましたが
なぜ、新暦の「正月」に切り替えることになったのでしょうか?
その理由は諸説ありますが、その中でも最も有力な説になっているのが
「世界基準と諸外国に追いつく目的のため」であるとさています。
明治5年は、「明治維新」の終焉が近づく頃
国として、本格的に侍の髷(まげ)を取り、世界と戦い始め
新しい日本にシフトチェンジする時代でした。
日本が意識していたのは、欧米諸国と対等に渡り合える国力を
創造していくことであり、当時の1つの指標であった暦を
近代国家に近づけるため、「新暦」に改暦するに至ったとされています。
この当時の日本は、「脱亜入欧」(だつあにゅうおう)とさていたほど
欧米諸国を意識していた歴史があります。
日本古来の伝統以上に、近代国家の立国へ向けた施策を
優先的に取り込んでいった、というわけですね。
現代でも、1つの企業改革は、大きな社会的影響を及ぼしますが
そこにいる国民や社員は、いつの時代も相応の苦労を強いられるもの。
今まで祝っていた「旧正月」を、普通の日として過ごし
普通の日であった「正月」が出現するわけなので
当初の国民が戸惑っていたとしても、何ら不思議はありませんよね。
また、日本の歴史書の中には、実際に改暦をした
当時の国民の様子や変化が記載されており、その中には
混乱が生じていた部分も、細かく残されています。
先人の苦労と勇気による変革を経て、2020年現在の
普通のお正月があることを考えると、不思議な感覚になりますよね!
「正月」と「旧正月」の違い③ 旧暦の名残とお正月
世界と戦うために、また、近代国家の仲間入りを果たすために
「新暦」での「正月」を採用した日本ですが、その風習の中には
実は現代においても、様々な「旧暦」の風習が残っています。
例えば、お正月のご挨拶として、友人や恩師に贈る
元旦の風物詩でもある「年賀状」には、「迎春」や「新春」
「初春の喜び」など、「春」という言葉が多様されていますよね!
現代の感覚で捉えると、春の兆しを感じるには
まだまだ早い1月にも関わらず、なぜ「春」と呼ばれるのでしょうか?
これは、つまるところ、旧暦の風習がそのまま新暦の正月に
取り入れられている、という話になります。
「旧正月」は、立春に近い新月の日であり、「新暦」の日付で見ると
1月20日から2月20日までの、約1ヵ月間で旧正月を迎えることになるのです。
旧正月では、丁度一番寒い時期を抜ける時期に
正月を迎えることから、春を迎えるという意味合いの下
「迎春」という言葉が使われている、ということになりますね!
お正月にまつわる名残や風習は
調べるほどに数多く発見することができるもの。
現代の東京においては、お正月のみならず、お盆は「旧盆」の期間に
ご先祖様を敬う、という方も、多くいらっしゃいます。
現代社会の中にあっても、旧暦の行事を取り入れている方がいる
ということがよく分かりますよね。
「正月」と「旧正月」の違いにまつわるまとめ
ここまで順番にご紹介してきた、「正月」と「旧正月」にまつわる
違いについて、いかがでしたでしょうか?
「正月」と「旧正月」、「新暦」と「旧暦」という
2つの新年の迎え方を巡って、そこにある日本の歴史を
垣間見ることができますよね。
旧正月の新年は、迎春を祝う考え方であり
現代の正月とは異なる角度が、新鮮な視点を与えてくれるもの。
冒頭でもお伝えした通り、中国での「春節」をはじめ
アジア圏の国々では、今尚その「旧正月」を祝う国が、数多くあります!
お正月を迎える際には、ぜひあなたも
「旧正月」の時期を確認しつつ、それを1つの楽しみにしてみるのも
有意義な新年の迎え方になるのではないでしょうか?
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