国語の力を伸ばしていくために~漢字・言葉・読み取り・作文~
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国語の力を伸ばしていくためには、本来、各領域の力を
付ける必要があるもの。
具体的には、漢字をはじめとする、言葉の領域
物語や説明文といった、文章の読み取りの領域
作文などを中心とした、書く領域などが挙げられます。
そこで、こちらの記事では、そうした各領域の力を
国語という分野で向上させるための、基本的な学習法について
いくつかのポイントに分けながらお話ししていきます!
自分自身の国語力向上はもちろん、お子さんの国語学習のサポート
のためにも、ぜひ最後まで、読んでみてくださいね。
国語力向上のために① 漢字力と語彙力
まず、一口に漢字と言っても、そこには読み書き両方の問題が
ありますよね。
小学生にとっての課題は、第一に書く問題であり
この部分は場数を踏んで練習する以外に手立てがありません。
基本的な練習方法のコツとしては
できるだけ、文脈の中で覚えることが、大切であると言えます。
漢字そのものの意味を捉え、部首などのヒントを基に
同音異義語も踏まえながら、文中での適切な漢字を理解することが
一通りの学び方の流れです、
また、漢字の成り立ちや部首の理解については
漢字を書く際の、能力の向上に役立ちます。
その上で、言葉・単語の力については、まず辞書の使い方を覚える
ところから始め、事ある度に引用する癖をつけることが
効果的であると言えます。
1文字でも多くの活字を読むことで
新しい言葉を認識し、その意味まで、総合的に把握できるということ。
本や新聞、小説やマンガ、雑誌に至るまで
あらゆる文章を、自分の目で読む習慣を付けることが大切です。
堅苦しいようにも思える取り組み内容ですが
筆者自身の子どもの場合、ゲームの攻略本を読破したことから
漢字や言葉の意味を覚えるに至った経験があります。
このように、好きな分野の文章で場数を踏み
多くの文字を読むことで、十分にその力を付けられることが
分かったと言えます。
純文学だけ、活字書籍だけ、というように分野を絞って読ませる
のではなく、多種多様な書籍を乱読してみることで
子どもも大人も、その能力を伸ばせるのではないでしょうか?
国語力向上のために② 文章を読み取る力
物語など、いわゆる文章の読み取りは、通常、場面分けを行い
その様子や、登場人物の気持ちを考えていく、というのが
オーソドックスな学習方法です。
昨今の国語教育においては、主な場面の読み取りを前提に
その前後と関連付ける方法が、主流になっています。
読み取る時には、単に「かなしい」「うれしい」
ではなく、「なぜかなしいのか」「なぜうれしいのか」と
理由や状況を加えることで、読み取りが深まります。
また、個々人が思った、理由となる文章が
どこかに書かれているので、その文の一節を引用し
理由づけを進めていく、ということも大切な要素です。
文に則して根拠を見出し、登場人物の気持ちを把握しながら
物語の全体像を俯瞰していくことが、読む力を培うための
基本的な流れになります。
一方、同じ文章である説明文において
こちらは基本的に、段落分けを行い、内容を要約していきます。
文章の構成図を明らかにしながら
作者が読者に訴えたい、要旨・趣旨を理解していくことになります。
こちらは、気持ちや感情ではなく、書かれている事実・内容を
把握する力、要約する力が必要になるのが、最大の要点です。
どちらの文章についても、物語の本や説明の本、新聞記事など
該当する文章を沢山読むことで、読み取りそのものの
スピード・正確性・分析力が、徐々に付いてくるものになります。
国語力向上のために③ 作文などを書く力
現代の教育の中で、最大の課題と言っても過言ではないのが
この「書く力」になっています。
いわゆる作文の場合、まずは出来事を四コマ漫画にして
視覚的に捉え、それから文章にしていく、といった
ワンクッション方式が、比較的メジャーな工夫の仕方です。
また、会話文やたとえ、擬音などを加えることで
より生き生きとした文を書き出せます。
日記のように、起こった事実のみを書いている文には
さらに、その時々の気持ちや感情、得た気づきなども加えることで
よりその人ならではの、個性的な文章が作成できます。
文を書くと言っても、文章を「何文字以内でまとめよ」や
「指定した内容をまとめよ」といった制約付きの問題もありますが
これもまた、子ども達にとっては、1つの大きな課題です。
こうした設問に対しては、問題形式そのものに
慣れていく以外にありません。
新聞記事を切り抜き、ノートに貼るスクラップや
コラムの内容を短い文にまとめて書く取り組みも
国語ならではの、典型的な学習方法の1つであると言えます。
近年、小学生向けの新聞も、各社で整い始めているので
そうした外部資料の活用も検討していきたいところですね。
国語の力を伸ばす方法にまつわるまとめ
ここまでお伝えしてきた、国語の力を伸ばすための
いくつかの学習方法のポイントについて、いかがでしたでしょうか?
国語では、文章を読むことで問題が始まるので
文中に出てくる、漢字の読みや言葉の意味を理解する必要があります。
そこから、長文を読み、場面や登場人物の様子
あるいは説明文の内容を掴み取ることが求められます。
自分の思いが先行した読み取り、ではなく
文章に根拠を求めながら、社会的な通念に反しない
倫理的・道徳的な要素を踏まえた読み取りが大事になります。
その後に初めて、指示された内容や理由について
まとめを書くことができる、ということ。
そこから、国語における、多くの問題を経験し
制約条件のある「記述問題」に慣れることが大切になります。
筆者自身、小学生の頃、担任の先生から
「本読みができない子」と言われた経験があり
その通り、国語が苦手・不得意な大人になりました。
それでも、興味のある本や物語に出会いながら
「読みたい」と思う本能のままに読み続けた結果
国語力を培い、結果として国語嫌いを克服。
今や、ライター業に勤しんでいるわけなので、ある意味で
皮肉な話であると言えますよね。
大人は子どもの能力を決めつけず、1つひとつの能力の成長を
温かく見守る姿勢が大切なのであり、本来、子どもたちが
どのように変化するのかは、そもそも誰にも分からないのです。
本が好きではなくとも、国語の能力を高める方法は
数多く存在するので、ぜひあなたも、お子さんと一緒に
納得して楽しめる、自分だけの学習方法を、探してみてくださいね。
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